転職活動が上手くいかないときに振り返るべきポイント

簡単に考えてはいけない

今の仕事が自分にあっていない、人間関係がうまくいかず転職したい、様々な理由で転職を希望されるのですが、中には転職がうまくいかない方もいます。
昔バブルの時期には人材が足りない時期で、常に就職先がありましたし、転職しようという時にもすぐに転職先が見つかるので、現職を退職してから転職先を探すという事も可能でした。
正規雇用がなくてもとりあえずできるアルバイトがたくさんあったので、自分が希望する職業の正社員雇用が決まるまでアルバイト生活するという事も十分できたのです。

しかし現代はこの様に行きません。
以前よりも経済状態がよくなりなべ底景気は底を打った、もう上がってくるだけだといいますが、景気がよくなったと現実に数字で表れている企業は少なく、多くの企業が低迷状態といえます。
以前よりずっと正規雇用が多くなり、新卒の就職率も向上していますが、すべての学生が就職できないという現状の今、転職に関しても厳しい状況にあるという事はみなさんお分かりでしょう。

資格やスキルを付けることも必要と考える

ただ資格やスキルによっては、即転職先が見つかるという事もあります。
看護師や介護士などの医療や介護福祉関連などは常に需要が足りていない状況ですし、看護師の方などは転職していないという人を探す方が大変なのでは?と思うくらい、多くの方が医療関係の施設に複数回転職を経験されています。

介護分野に関しても人材が足りない状態なので、資格保有者、経験が豊かな人は転職先もすぐに見つかります。
でも他の職業ではなかなか難しい状態が続いているのです。

自分を追い詰めない

転職がうまくいかない、数か月間転職活動を行ってきたのに、全く面接に通らないという時、自分に能力がないのだろうかとか、人間関係がうまくいかなかったのは自分のせいじゃないのか?なんて思い悩む方も少なくありませんが、うまくいかない時には、一旦転職という事から離れてみましょう。
むやみにどこでもいいから転職しようと考えてしまうと、また同じことの繰り返しになる可能性があります。

転職してずっといい職場で、自分に合った仕事を見つけて働きたいという事なら、「自分が納得できる転職先」を探すことが重要です。
職種にもよりますし、保有資格や持っているスキル、経験などにもよりますが、今あせって転職先を探すより、一呼吸おいて、自分が本当にしたい転職を見つめ直す機会があってもいいでしょう。

時間をかけても納得の転職をするために

転職がうまくいかない事を考慮し、現職を退職してから転職先を探す事は避けたいのです。
精神的にもう無理、という事なら退職されてから転職先を探す方が安心です。

ただ、生活していく資金が必要となりますので、貯蓄しておくとか、転職先が見つかるまでの間、親にお世話になりたいとしっかり話しておくなど、転職先が決まっていないままに現職を退職される方こそ、計画性を持っておくことが重要なのです。
転職先が見つからず、面接に落ち続けていると気持ちが落ち込みますし、生活がぎりぎりになっていくとどこでもいいから仕事をさがさなくては・・・と本末転倒になってしまいます。
そういう転職にならないように、退職は避ける、うまくいかない時こそ、現職を辞める理由をもう一度考えてみるなど、自分の心に向き合うという事も必要でしょう。

転職したからといってもその先に絶対成功が待っているという事はありません。
もしかしたら同じ状況に陥って再度転職先を探す事もあるでしょう。

ここで必要なのは、転職についてしっかりもう一度考えてみるという事と、後ろ向きにならないという事です。
前向きに物事を考えることで、何かが好転していくかもしれません。
気持ちが前向きになる事で、面接でいい効果が発揮される可能性もあります。

うまくいかないと嘆くのではなく、これまでの面接は本当に自分に合った納得できる仕事ではないという事だと考えるようにしましょう。
また転職・就職情報サイトなどに登録し、カウンセラーなどに相談してみるのもいいでしょう。

カウンセリングをしてくれる方は、転職などについてのプロですから、よくない点は指摘してくれますし、いい点はこのまま続行しましょうと道を指し示すサポート役になってくれます。
一人で悩むのではなく、だれかに相談するという事も考えてみると気持ちが楽になります。